ストライプ柄の外観
大通り沿いに面した3,650㎡の三角形の敷地に沿うように三角に建てられ、外壁は黒い御影石とコンクリートのストライプ模様が特徴となっています。左側の離れた部分は非常階段となっており、右側は展示室やショップなどが入っています。
設計はスイスの建築家、マリオ・ボッタとなりますが、彼にとって日本で初となるプロジェクトでした。ボッタの作品は、サンフランシスコ近代美術館など、縞模様の外観デザインが特徴です。建築主である和多利志津子氏は、ボッタの作品を写真で見て即決し、当時イタリアにいたボッタのもとへ交渉しに行ったそうです。
1階がショップ、2階から上が展示室になり、中央にある大きな窓は作品の搬入口として利用されます。この搬入口も外観デザインの一部として成り立っていますね。
外観のストライプ模様も、本館と非常階段で異なる太さの線となっており、外観デザインに変化を持たせています。
入口は、本館と非常階段のスリットから入る形となっており、表参道や外苑前から訪れる人々を招き入れるように向いています。
上部の円形窓がある円柱状のこの部分は、様々な設備が収納されている部分となります。