RPGゲーム「ロマサガ3」の攻略中に気になった建築を紹介します【市街地編】

1995年にスーパーファミコン版がリリースされた大人気RPG「ロマンシングサガ3」は、2019年にリマスタリングされ復活しました。
当時プレイしていた方にとっては、さぞかし懐かしく感じたと思います。
そんなロマサガ3の建築を【市街地編】と【ダンジョン編】に分けてご紹介します。

このゲームには幾つもの都市が存在し、地域によって建築様式が異なります。今回は、そんな市街地編をご覧いただければと思います。ダンジョン編についてはこちら。

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中部地域の市街地
1. 一般的な都市（ピドナ、ロアーヌ、ツヴァイクetc…）
2. 小さな村
北部地域の市街地
1. 一般的な街（ランス、ポドールイetc…）
2. 雪の町
南部地域の市街地
東部地域の市街地

中部地域の市街地

始めに標準的な気温（？）である中部地域から紹介していきます。中部地域の都市と言えば、ピドナ、ロアーヌ、ツヴァイク、ウィルミントン、バンガード、リブロフなど数々の都市があります。

一般的な都市（ピドナ、ロアーヌ、ツヴァイクetc…）

まずは、一般的な市街地を3つピックアップしてみたいと思います。

上の画像は世界一の大都市、「ピドナ」になります。壁は石造またはレンガで構築され、窓は洋風建築でよく見る上部が丸い形の窓となっています。また屋根は、板葺きのように見えますね。

都市によっては壁と窓の造りに少し違いがあり、例えば次の画像の「ロアーヌ」では、壁にレンガを使用しておらず、窓は四角になっていることが多いです。

また街によって屋根の色が異なります。街の雰囲気を変えるためかなと思われます。「ピドナ」は緑、「ロアーヌ」は黄色、そして次の画像の「ツヴァイク」は青と、屋根の色が変わるだけでも街の雰囲気が変わりますね。

次は内装を見てみましょう。ここでは「ロアーヌ」のパブと武器屋をピックアップしてみたいと思います。

左が武器屋、右がパブになりますが、どの建物の内装も基本的には石壁と、床はフローリングで部屋が作られています。場所によっては武器屋のように、入り口に土間が設けられてるものもありますが。
窓は、かなり高さがあって立派です。日光がたくさん取り入れられそうな窓です。
そしてレンガ造りの暖炉もあり、暖かみを感じられて落ち着いて過ごせそうな店内です。

小さな村

中部地域には一般的な都市の他、田舎の小さな村も存在します。

ログハウスが建ち並び、畑もあり、のどかな村です。

壁は立派な木材が使われたログハウスの壁ですが、床や暖炉などは一般的な都市と同じ造りですね。

北部地域の市街地

続いて、北部地域の街を紹介します。ランス、ポドールイ、ユーステルム、ギドラントといった、常に雪が積もっている寒冷な街が多く存在します。

一般的な街（ランス、ポドールイetc…）

北部地域では、一般的な市街地を2つピックアップしてみたいと思います。

上の画像は「ランス」の街並みです。どの建物も、八角形に長方形を組み合わせた形になります。
屋根部分に、小さな三角屋根があります。これはドーマーという、屋根裏部屋への採光や換気を目的として作られています。デザインとしても西洋の雰囲気が出て良いですね。
壁はレンガに、出窓を設置しており、見た目はとてもお洒落です。
夜になると、これがまた暖かみのある素敵な街並みへと変化します。

こちらは「ポドールイ」の街並みで、いつ訪れても夜になってます（笑）。建物の窓からこぼれる光が、何ともロマンチックです。

続いて内装を見てみましょう。「ランス」のとある住宅をピックアップします。

構造体や装飾に木がふんだんに使われており、壁は石造の味のある造りです。
また、断熱のためか、窓は小さめに作られていますが、出窓なので窓際に植物などの小物を飾れそうです。

雪の町

北部地域には雪の町と呼ばれる、ゆきだるましか住んでいない町が存在します。

外観はかまくらに見えますが、実際には石造建築です。その上に屋根らしきものが設置されています。どんな素材なのでしょうか。

内観も雪が積もっています。ゆきだるまが利用する建物なので、使っているうちに雪だらけになってしまったのでしょう。
自分達が溶けないように、窓をあえて小さく作っているように思えます。

南部地域の市街地

続いて南部地域の集落を紹介します。グレートアーチ、アケといった集落となります。いかにも南国らしい建築様式です。

一般的な集落（グレートアーチ、アケ）

南部地域では、一般的な集落が2つだけなので、2つとも紹介します。

上の画像は「グレートアーチ」です。屋根、壁、ドアが全て藁葺きで作られ、風の通りの良さそうな涼しげな建物が建っています。
海の上に建てているため、波の音を聞きながら過ごせる癒しの空間になっていると思われます。

こちらは「アケ」という集落です。建築様式はグレートアーチとほぼ一緒ですね。ただ、グレートアーチと比べると少し枯れた感じの色をしています。

こちらは「グレートアーチ」のとある店の内装です。藁葺きの涼しげな内装に、海が一望出来ます。リゾート地としては最高の雰囲気です。

妖精の村

南部地域には妖精の住む村もあります。

大木を掘り、その中身を住処としています。木の上なので人間にとっては暮らしにくいですが…。

大木住宅の内部は、花の形をしたテーブルと椅子、そして観葉植物をたくさん飾り、妖精らしい内装となっています。

最果ての島

南部地域でもう１つ、ザリガニしか住んでない最果ての島があります。

貝殻を型取った住宅が並びます。この建物、入っても内装画面には切り替わりません。。相当狭いのではないかと思います。
しかし、入口の周りには様々な貝殻やヒトデなどを使って、お洒落に装飾されています。

東部地域の市街地

続いて東部地域の市街地を紹介します。ムング族の村、ラクシューター、玄城といった、それぞれ個性的な都市を形成しています。

ムング族の村

東の大草原の中に、ムング族の村というコテージのようなもので住居が作られた村があります。

中心に大木を建てて、そこから四方にロープを引っ張って支える膜構造となっています。

内装を見ると中心の大木が目立ちます。周りは木材で骨組みを作り、膜を張っています。

ラクシューター

東部地域には、像が暮らしているラクシューターという不思議な街があります。

外観はまるで神殿のようなファサードを持ち、屋根の形はベルのような独特な形をしています。
像の石像が置かれており、インドの伝統的建築を思い起こさせるような様式となっています。

ここは教会の内装となりますが、やはり神殿のようなデザインであり、壁の模様や飾り物をこだわって作っているように見えます。また、高い位置に松明があり、火を灯すのが大変そうです。

玄城

最後に玄城の街並みを紹介します。ここは日本の伝統的建築が建ち並ぶ街となります。

外観は重厚感があり、入母屋に瓦葺きの、立派な日本的な屋根が作られています。
壁と窓のデザインがかなりこだわっていますが、壁、窓のデザインを統一させることで、全体的にバランスがとれているように見えます。

これは酒屋の内装です。内装の壁も、外観と同じくこだわったデザインとなっており、仕切りも屏風が使われているため、床は素朴な造りでも、華やかな感じの内装が出来上がっています。

宿屋は、床がフローリングとなっています。壁と窓のデザインをフローリングと組み合わせると、どっしりと落ち着いた雰囲気になります。

RPGはストーリーを作る上で、建築は重要な役割を果たしています。今回はロマサガ3に出てくる市街地の建築をお送りしました。ダンジョンの建築についても紹介していますので、よろしければこちらもどうぞ。

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