1995年にスーパーファミコン版がリリースされた大人気RPG「ロマンシング サガ3」は、2019年にリマスタリングされ復活しました。
当時プレイしていた方にとっては、さぞかし懐かしく感じたと思います。
そんなロマサガ3の建築を【市街地編】と【ダンジョン編】に分けてご紹介します。
今回は、このゲーム上に出てくる個性的なダンジョンの建築を紹介します。市街地編についてはこちら。
聖王殿
まずはランスの街にある聖王殿から紹介します。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
大階段を上がった先に、その立派な建物がドンと構えています。西欧建築の大聖堂を思い起こさせるこの建物は、静かそうな林の中に佇んでいます。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
中に入ると、神聖な大空間が広がります。壁一面にステンドグラスが張り巡らせ、壮麗な空間を作り上げています。
また、床の青いタイルによって、全体的に落ち着いた雰囲気を作り上げています。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
何気ない部屋の壁や窓にも、こだわった装飾を施しています。見た感じ、結構お金をかけてそうな建築です。
魔王殿
続いてはピドナ旧市街地の近くにある魔王殿。聖王殿と同じく王殿建築なのですが、こちらは逆に荒廃しており、聖王殿とは真逆の邪悪な雰囲気を出しています。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
長い階段を登った先の、塔の上部が入り口になります。階段を塔の一番上まで作るのは結構手間がかかると思うのですが…。
屋根部分がステンドグラスであるものの、全体的に焦げ茶色の石材によって作られているため、禍々しい雰囲気が漂っています。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
入口を入ると、部屋の中央壇上の、天井のステンドグラスから光が差し込んだ様子がまず目に入ります。
もともと立派で綺麗な建物だったんだろうと想像できますが、今ではすっかり荒れ果てています。
また、デタラメな配色で作ったステンドグラスが部屋を取り囲んでおり、聖王殿と同じく壮麗な空間だったと思われます。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
地下深くまで降りると、このような不思議な空間の深層部が現れます。
蜂の巣状の床に、その周りには紫色のライト、そして中央のクリスタルのようなものが、禍々しさを出しています。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
割とメタリックな空間であり、荒廃した上層部とはギャップがあります。
火術要塞
続いては南部地域のジャングルの中にある火術要塞です。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
ジャングルの中に佇む重厚的なこの要塞は、所々が炎で彩られています。
森の中にこのような建物があると違和感がありますが、その違和感がより一層、不気味さを増します。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
証明は基本的に炎で灯しており、柱も熱せられていて熱そうです。歩く際は火傷に気をつけましょう。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
青い炎のエリアもあります。赤い炎と火力が違うのでしょうか。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
半端ないほど熱そうなエリアもあります。マグマの上を足場だけで渡るのですが、手すりが無く危険です。
最近は、デザインのため手すりの無い階段がよく見受けられますが、これは今まで見た中で最も危ないですね…。
神王の塔
次は砂漠の中にそびえ立つ、神王の塔です。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
この塔は宗教施設なのですが、壁に青い宝石のような物を埋め込んだり、入口前に絨毯を敷いたりなど、それらしい装飾が施されております。
3階から入っていく構造により、塔へ導いている感じが現れています。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
22階建ての塔の最上部です。展望台への出口がいくつもあり、とても眺めが良さそうです。晴れた日には最高の気分が味わえるでしょう。
青い屋根の細い塔がいくつかありますが、他にも細い塔を建てようとした形跡があります。(もしくは壊された?)
もしかしたらまだ工事中なのか、元々もっと高かったのかもしれません。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
内装もやはりゴージャスです。壁中に宝石のような物が埋め込まれ、こだわった装飾になっています。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
照明も豪華に作られ、たくさん吊り下げられた部屋もあり壮観です。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
建物中央部分は、3階から11階まで一気に上がる周り階段があります。登るのが大変ですね。。暗くて広い空間のため恐怖さえ感じそうです。
黄京
続いては黄京(おうきょう)。いわゆる日本の城です。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
黄京の城は塀で囲われており、前門は立派な門構えです。まさに鉄壁の守りです。
日本の城の多くは、塀に鉄砲や矢を放つための穴が空いてるのですが、黄京の塀にはありません。さすがにそこまで芸は細かくないようです。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
本丸の入口です。敵に攻め込まれにくくしているためか、両サイドにある階段から中に入る形になります。
赤い柱に龍の装飾といった、中華的なものも意識していそうなデザインです。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
黄京のバルコニー部分です。その両サイドには屋根の上に出るための出入口があります。珍しいですね。
屋根の隅棟(すみむね)のそり具合や、バルコニー上の入母屋屋根の、懸魚(けぎょ)や破風(はふ)なんかの部位も忠実に現してます。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
本丸の最頂部です。満月とマッチしていて絵になりますね。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
内装を見てみますと、床、壁、窓など所々の部位の装飾が凝っており、かなりお金かけてそうな感じです。
鎧なんかも綺麗に飾り付けられています。
引用:ロマンシング サガ3 | SQUARE ENIX © 1995, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
この城のお偉いさんが座りそうな壇上の座席があります。その両サイドには側近が座りそうな席もあり、ここに座る者の権力の大きさはかなりのものと想像できます。
建築グラフィックに注目しながらプレイすると、より面白さが増します。
ロマサガ3に限らず、様々なRPGに出てくる建築に注目してはいかがでしょうか。
市街地の建築についても紹介していますので、よろしければこちらもどうぞ。