ドラマ「ハケンの品格」のS&F、フラメンコの店はどんなところ?【2020年編】

04.ドラマの建築
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篠原涼子氏演じる、特Aランクのスーパーハケン大前春子が、食品商社S&Fに派遣されトラブルを次々に解決していく。そんなドラマ「ハケンの品格」が13年ぶりに帰ってきて、2020年に第2シリーズが放送されています。

今回は、くるくるパーマである大泉洋氏演じる東海林主任の出演が少なめで寂しいですが、それでも楽しみながら見ています。

今回はハケンの品格の第2シリーズに出てくる、S&Fのオフィスやフラメンコの店のロケ地となっている建築や、放送で出てきた内装などを紹介します。

別記事で、2007年のハケンの品格で出てきたS&F、フラメンコの店も紹介していますので、よろしければこちらもぜひ。

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S&F

外観

2020年版では、S&Fが入っているビルの外観は「大手町パークビルディング」がロケ地となっています。
2007年版の外観ロケ地は「丸の内北口ビル」だったので、S&Fのオフィスは13年の間に移転しています。

大手町パークビルディングは東京メトロ大手町駅と直結しており、立地の良いオフィスビルです。

高層部に130室のサービスアパートメント「アスコット丸の内東京」、中低層部にオフィスを配置したビルです。東側(画像の手前側)の高い部分が、サービスアパートメントとなります。
西側(画像の奥側)は皇居側であり、高さは100mに抑えられています。周辺のビルも同じような高さだったので、高さ規制がある可能性があります。

こちらは、ドラマによく出てくるエントランス入口の外観です。赤い円柱状のオブジェが特徴です。
入口は高い天井としており開放的で、多くの人の流れを受け入れます。

前面はボーダー状に、側面はストライプ状に石張りがされており、シャープなデザインのビルとなっています。

また、ビル周辺には緑豊かなホトリア広場があります。

ゆったりと休憩出来るスペースや、水辺が作られており、自然豊かで落ち着く空間となっています。
まるで公園のような雰囲気であり、オフィスビルであることを忘れてしまいます。

ビル外壁には、このように壁面緑化がされています。
温度上昇を防ぎ、癒やし効果をもたらします。意匠の観点から見ても優れており、地球温暖化が問題となる中、壁面緑化を採用している建物が増えてきました。

内観

エントランス

続いては内観、「大手町パークビルディング」のエントランスです。

白と黒の縦縞模様の壁面と、白いルーバーがいっぱいに施されており、暗過ぎず、落ち着いた空間になっています。

外部だけでなく、内部エントランスもこのように壁面緑化されています。

グランドピアノや、座って休めるスペースが多くあり、ピアノ演奏中は癒やしの空間になることかと思います。

オフィス

続いてはオフィス。オフィス内部はロケ地情報がなく、テレビ局のスタジオセットである可能性があります。

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

広大な窓に、斜めに配置された電灯が、オフィス内を明るく照らします。
ただ、電灯がむき出しになっているので、グレア(まぶしさ)が生じそうです。
上の画像の左端に、会社のロゴがあるレセプション(入口)が見えます。基本的に大前さんの横からこの角度で撮影される事が多く、会社のロゴが見えるように調整されているそうです。
S&Fは社のイメージカラーが赤であり、ロゴのある壁の色や、椅子を赤にしています。

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

シルバーに塗装された柱に、斜めに配置された電灯によって、近未来的でモダンな内観となっています。
また、オフィスの奥には黒い鉄骨で組み立てられた荷物置き場があり、より社内のフロアを広く見せています。

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

オフィス入口近くに、天井が木製のルーバーとなっている部分があります。大前さん達がいる所とは違う課のようで、ゾーニング(空間区分)されています。課によって雰囲気が変わるのがまた面白いですね。

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

こちらは会議室。表彰状などが飾れる棚や、天井、目隠しのルーバーなど、焦げ茶色を基調としたインテリアとなっており、重厚感があります。
棚に間接照明を入れる所など、結構デザインこだわりがありますね。

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

こちらは給湯室。社内に自販機があるので、S&Fはある程度の大企業であるのが感じ取れます。
また、画面の向こうにはレセプションが映るように配置されているのですが、地味な給湯室に対してカッコいいレセプションとの対比が、正社員とハケンとの格差を表しているそうです。

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

エレベーターからオフィス入口の空間です。オフィスの外もお洒落な感じに仕上がっています。
レセプションは会社の顔となるだけに、とくにこだわったデザインとなっており、社のイメージカラーの赤い壁の内側に、木製の壁と間接照明を設置して、食品会社の健康的なイメージを表しているように思えます。

食堂

続いては食堂。ロケ地は日本テレビの食堂らしいです。

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

食堂もオフィスと同じく広大な窓となっています。
耐震補強のために施された、斜めの部材が目立ちますね。

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

窓との反対側の壁は、白いレンガ風のデザインにちょっとした絵画が飾られています。近未来的でモダンなオフィスとはまた違った柔らかい内装になっています。

ロケ地の建築概要

施設名大手町パークビルディング
設計三菱地所設計
施工竹中工務店
敷地面積9,338.97㎡
建築面積5,463.63㎡
延床面積151,708.02㎡
最高高さ149.95m
構造地上:鉄骨造
地下:鉄骨鉄筋コンクリート造
階段地上29階、地下5階
工期2014年4月〜2017年2月

ロケ地へのアクセス

住所東京都千代田区大手町1-1-1
アクセス東京メトロ・都営線 大手町駅 直結
JR線 東京駅 徒歩9分

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フラメンコの店(スペイン)

外観

1話目に出てきたスペインのフラメンコの店のロケ地は、「サラ・アンダルーサ」という恵比寿にあるスペインバルの店です。
1999年に創業し、スペイン南部アンダルシア地方にあるタブラオの雰囲気を出し、フラメンコショーとお食事が楽しめるスペインバルとなっています。

1階はサラ・アンダルーサ、2~4階はサラ・プランタというフラメンコの練習などが行われるレンタルスタジオです。
サラ・アンダルーサでお茶をしていた時に、ちょうどフラメンコの練習が行われており振動が凄かったです。

お店の外にはカウンターがあります。その横のワインセラーがギターの形をしていて面白いですね。

テラス席の横には、アーチ型の窓にシックな電灯、そして動物などの絵が描かれた備品が並べられ、スペインらしい雰囲気が出ています。

テラス席に、ドラマ撮影の模様の写真が展示されていました。

内観

内観のロケも「サラ・アンダルーサ」の内観が使われました。

家具や電灯などをスペインから輸入しており、アールヌーボーを思い起こさせるデザインが店内を彩ります。
電灯の明かりが程よく店内を照らし、味のある空間が作られています。

こちらがフラメンコショーが披露されるステージです。

ステージの反対側の席はこのように一段上がっており、フラメンコショーが鑑賞しやすくなっています。

実際にこのお店には、スペインから有名なアーティストが来店したりしているそうです。

ロケ地のご利用案内・アクセス

営業時間月~土:11:00~20:00
日・祝:10:30~19:00
電話03-3449-8454
住所東京都渋谷区恵比寿1-16-28 TKビル1F
アクセスJR線 恵比寿駅 徒歩5分

※2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトでご確認下さい。

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フラメンコの店(日本)

外観

3話目以降に出てくる日本のフラメンコの店は、東京都江戸川区にある「SSEC倉庫」がロケ地となります。

元々はこのような外観なのですが、ドラマではこの手前に入口やテラス席などのセットが置かれます。

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

とても倉庫とは思えないような、見事にお店らしい外観に仕上がっています。

内観

続いて内観ですが、テレビ局のスタジオセットの可能性が高いです。

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

こちらはフラメンコショーのステージ。ステージの両サイドの柱には沢山のバラをあしらっており、華やかな雰囲気を演出しています。
また電灯の数や店内の明るさも、スペインのフラメンコの店のロケ地であるサラ・アンダルーサと同じく、程よい明るさとなっています。

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

お店は鉄骨造の半地下となっており、十分な天井高さを確保しています。
八角形のステンドグラスの窓や、レンガ壁の絵画、天井の花のような模様など、要所にお洒落な装飾をあしらっています。

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation

こちらはバーカウンターです。後ろにグラスやお酒を置いておくラックを電灯で照らし、ここもまた、お洒落な雰囲気に仕上がっています。
ラックの背景には、茶色のタイルが斜めに貼られ繋ぎ目が波線になっており、照明の光が波線状に反射するので、より煌びやかなラックになっています。

ロケ地へのアクセス

住所東京都江戸川区春江町2-9
アクセス都営新宿線 一之江駅 徒歩26分
都営バス 新堀一丁目 下車徒歩3分

別記事で、2007年のハケンの品格で出てきたS&F、フラメンコの店も紹介していますので、よろしければこちらもぜひ。


参考元:

ハケンの品格|日本テレビ
ハケンの品格 (2020年) ロケ地情報
大手町パークビルディング(アスコット丸の内東京) | 日本の超高層ビル
レストラン|フラメンコのイベリア
【ハケンの品格2】3話フラメンコ店のロケ地は?スーパーの撮影場所なども | 見たい!知りたい!

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