篠原涼子氏演じる特Aランクのスーパーハケン大前春子が、食品商社S&Fに派遣されトラブルを次々に解決していく。そんなドラマ「ハケンの品格」は、2007年に第1シリーズが放送されています。
大泉洋氏演じる東海林主任と、大前春子のやり取りが最高であり、とっくりとくるくるパーマのバトルは、いつ見ても面白いですね。
今回はハケンの品格の第1シリーズに出てくる、S&Fのオフィスやフラメンコの店のロケ地となっている建築や、放送で出てきた内装などを紹介します。
別記事で、2020年のハケンの品格で出てきたS&F、フラメンコの店も紹介していますので、よろしければこちらもぜひ。
S&F
外観
2007年の第1シリーズでは、S&Fが入っているビルの外観は「丸の内北口ビル」がロケ地となっています。
大手町駅から直結でアクセスでき、多くの飲食店・銀行複数店舗が近い距離にあり、非常に良い立地に位置しています。
入口は、円柱型のガラス張りが特徴であり、堅くなり過ぎないデザインです。
ビルの外はこのように、数本の樹木が植えられ、また特徴的なオブジェなどがあります。
高さ147m、地上29階建のこのビルは、ガラス張りと石張りが組み合わされた、シャープな感じの外観となっています。
各階のガラス張りの外側に、ルーバーのようなものが設置されており、直射日光を防ぐためのものかと思われます。
内観
ビル内部へは、一般の人は入館不可となっていました。そのため、テレビ画面にて紹介していきます。
エントランス
引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation
まずはエントランス。白い石造の壁と、エレベータへ続く黒い石造の壁のコントラストが良い感じです。
引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation
3面ガラス張りとなっており、天井も高いので、とても明るく開放的な空間となっています。
オフィス
続いてはオフィス内部です。オフィス内はロケ地の情報がなく、テレビスタジオである可能性が高いです。
引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation
こちらはエレベーターからオフィスに続く通路。緑のロゴデザインが、明るい会社の印象を与えます。
引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation
引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation
オフィス内部は緑を随所に施しており、後ろの食品の写真と相まって、食品会社らしい内装となっています。
引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation
こちらは大前春子が働いているマーケティング課の内装です。倉庫のような内装であり、窓際のような感じのある場所です。
緑に着色された鉄骨のおかげで、倉庫のような内装でも暗すぎない雰囲気となっています。
ロケ地の建築概要
施設名 | 丸の内北口ビル |
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設計 | 三菱地所設計 |
施工 | 戸田建設 |
敷地面積 | 10,791.27㎡ |
建築面積 | 6,979.23㎡ |
延床面積 | 128,764.27㎡ |
最高高さ | 147.430m |
構造 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
階段 | 地上29階、地下4階 |
竣工 | 2004年8月 |
ロケ地へのアクセス
住所 | 東京都千代田区丸の内1-6-5 |
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アクセス | 東京メトロ 大手町駅 徒歩2分 JR線 東京駅 徒歩3分 |
フラメンコの店
外観
2007年の第1シリーズでは、フラメンコの店の外観は「両山堂印刷所」がロケ地となっています。
両山堂印刷所は、食品ラベル印刷会社であり、1915年に創業しました。今の建物は、初代社長が1954年に建てたものとなります。
レッテルと描かれた看板が掲げられていますが、レッテルとは缶や瓶に貼られたラベルのことです。
紙を扱う会社のため、炎に強い大谷石(おおやいし)で建てられました。大谷石は、栃木県宇都宮市の大谷町で採掘される石材であることから、この石名が付けられました。
柔らかい素材のため加工がしやすく、昔から外壁や土蔵などの建材としてよく使われています。
玄関の庇の柱も、大谷石で覆われています。
下部のスクラッチタイル(突起物を引っ掻いたようなタイル)と、大谷石の外壁がマッチした外観デザインです。
内観
内観は、テレビ局スタジオのセットで撮られました。
引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation
引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation
ステージや部屋の入口など、洋風建築らしくアーチ型の開口部となっています。
ところどころ壁の塗装が剥がれており、年季が入ったお店のように作られています。
薄暗い店内の中に、バーカウンターには電灯が埋められており、お洒落な雰囲気をかもし出しています。
引用:ドラマ「ハケンの品格」より © Nippon Television Network Corporation
こちらは大前春子が居候している部屋です。
情熱的な赤い壁やお洒落な家具が、スペインらしい内装となっています。
大前春子は、S&Fでは頑なに心を開かないですが、仕事以外では激しいフラメンコを踊る一面を持っています。
ロケ地へのアクセス
住所 | 東京都台東区池之端2-3-20 |
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アクセス | 東京メトロ千代田線 根津駅 徒歩4分 |
別記事で、2020年のハケンの品格で出てきたS&F、フラメンコの店も紹介していますので、よろしければこちらもぜひ。
参考元:
・ハケンの品格|日本テレビ
・全国ロケ地ガイド:ドラマ・映画・特撮の撮影場所案内
・丸の内北口ビル(千代田区丸の内)の賃貸情報|オフィサイト
・丸の内北口ビルディング | 超高層ビル部
・歴史の浪漫街道/赤煉瓦建築・大谷石の両山堂