世界的建築家・隈研吾氏が設計した積み木「more treesのTSUMIKI」は、三角形を基調として建築的要素を取り入れたV字型のピースとなっており、その他の積み木とはまた違った想像をかき立てる形の積み木となっています。
隈研吾氏といえば、国立競技場や高輪ゲートウェイ駅、浅草文化観光センターやサニーヒルズなど、主に木質空間を作り出す建築を手がけており、日本を代表する建築家です。
また、TSUMIKIを作ったmore treesは、音楽家・坂本龍一氏が代表を務める森林保全団体であり、森林破壊や地球温暖化などから森林を保護・管理することを目的として設立された団体となります。
今回はそんなmore treesのTSUMIKIを紹介します。
積み木を作ることで森林が保全される
more treesのTSUMIKIは、FSC森林認証を取得した宮崎県諸塚村の杉から作られています。FSC森林認証とは、持続可能な森林活用・保全を目的として適切な森林管理を認証する国際的な制度です。
杉の森林は、適切な育成環境にするため、過密にならないよう間伐が行われています。その間伐によって切り出された杉を、諸塚村の製材所で加工し、乾燥させ、村の木工所で職人さん達の手によってTSUMIKIが作成されます。森林の管理から積み木の作成まで、地元の方達が担うことで、持続的な発展に貢献することが考えられています。
積み木のサイズや切り出す角度まで綿密に計算されており、正確な作業が求められるため機械加工が出来ないそうです。この積み木はひとつひとつ、職人さんの腕で正確に作られています。
杉の無垢材を塗装せずにそのまま使用しており、触り心地が良く、木の香りがする積み木となっています。
子供から大人まで楽しめて想像力をかき立てる
more treesは、積み木の設計を建築家・隈研吾氏に依頼しました。隈研吾氏は幼少期にひとりで永遠と積み木で遊んでいたそうです。
積み木で遊ぶことで柔軟な発想力が育ち、家具から建物まで、積み木で何でも作れます。私も、この積み木の特殊な形にハマり、様々な形を作りました。
こちらはパッケージの見本にあったCastle。
こちらもパッケージの見本にあったArch。
こちらもパッケージの見本にあったFrower。
ここからは私のオリジナルとなりますが、こちらは白鳥。
Mountain。
蛙。
合掌造りの集落。
また、小物と合わせてインテリアとして飾るのも良いですね。
このように想像力をかき立て、子供から大人まで楽しむ事が出来ます。子供のおもちゃにするのも良し、インテリアとして飾るのも良し、使用用途についても想像力がかき立てられます。
more treesのTSUMIKIは、7ピース、13ピース、22ピースの3パターンあります。ここまで乗せてきた画像は全て7ピース以内で作成しており、7ピースだけでも想像を膨らませれば数多くの形を作ることが出来ます。13ピース、22ピースあれば、可能性は無限大に広がりますね。
森林保全のために作られたmore treesのTSUMIKI。是非ともこの積み木で、自分にしか作れない形を生み出してみては。
参考元: