「櫻坂46/BAN」のMVロケ地となった建物はどんなところ?

2021年4月14日にリリースされた櫻坂46の2ndシングル「BAN」は、淡路夢舞台がミュージックビデオ(以下、MV)のロケ地として使われ、水や緑などの自然と一体となった建築となっています。ちなみに櫻坂46は、欅坂46から改名されたグループであり、改名後2作品目のシングルとなります。

淡路夢舞台の設計は安藤忠雄氏。表参道ヒルズ東急線渋谷駅上野毛駅光の教会などを手がけており、建築界のノーベル賞であるプリツカー賞を受賞するなど、世界で活躍する建築家です。

今回はそんな淡路夢舞台の建築を、MVで出てきた場面を中心に紹介します。

MVの内容と、淡路夢舞台が作られた経緯

まずは淡路夢舞台で撮影された、櫻坂46のBANのMVをご覧下さい。

櫻坂46 『BAN』 – YouTube

淡路夢舞台は、全長1km、広さ28ヘクタール(28万㎡)もの広大な規模の中に、会議場、ホテル、店舗、温室、野外劇場などがある複合施設です。以下リンクの公式サイトにあるマップを見ると、実にたくさんの施設が入っていることが分かります。

夢舞台マップ │ 淡路夢舞台 公式サイト

MVを見る限り、淡路夢舞台の中で以下の場所が撮影で使われていることを特定しました。

  • 淡路夢舞台国際会議場
  • 山回廊
  • 楕円フォーラム(上部回廊)
  • 貝の浜
  • 野外劇場
  • 楕円フォーラム(中央広場)

淡路夢舞台が建設される前は、大阪湾埋め立てのための土砂採掘地であり、約140ヘクタールもの山が削られ、岩盤が剥き出しになっている状態でした。

そこで、もともとあった自然を取り戻そうという動きがあり、動植物と人間が共存する空間が作られました。約140ヘクタールの広さがある土地を緑化再生し、そこに安藤忠雄氏設計による淡路夢舞台が造られました。地形をなぞる形で施設を分散させて、自然と共存出来る計画が実施されたのです。

大規模な土砂採掘で削り取られた裸の大地

緑の大地への再生 それが、淡路夢舞台をつくる最初の願い

引用:淡路夢舞台 公式サイト | © Awaji YumebutaiAll rights reserved.

プロジェクトの計画中、阪神淡路大震災が発生し、震源地から近い場所のためプロジェクト中止の危機となりましたが、復興プロジェクトとして再びスタートを切りました。ただ、敷地内に活断層が発見されたため設計変更をすることになり、それぞれの施設ボリュームの配置が当初の計画から変更されています。

MVには出てきてないのですが、百段苑という施設があり、阪神淡路大震災で亡くなった人達に向けた鎮魂モニュメントとなっています。4.5m×4.5mの平面に配置された様々な配色の花壇が、地形に合わせて段状に連なり、最高地から最低地の高低差は約30mにもなります。

引用:淡路夢舞台 公式サイト | © Awaji YumebutaiAll rights reserved.

淡路夢舞台の中で撮影された場所

淡路夢舞台国際会議場

MVの序盤で出てくる場所は、淡路夢舞台国際会議場の屋上となります。

この会議場は正方形と円を基調とした平面構成になるのですが、MVで出てくるのは円形部分の屋上のみです。円環状屋根には淡路産の瓦が用いられています。

会議場の建物の中には茶室も併設されており、瓦屋根や茶室など、日本の文化を取り入れています。

山回廊

続いては山回廊です。

こちらは屋上庭園となっており、周囲をすりガラスで囲んでいます。両側には列柱廊(コロネード)があり、真ん中にある緑と水を感じながら歩く場所となっています。

楕円フォーラム(上部回廊)

続いては楕円フォーラムの上部回廊部分です。

楕円フォーラムは、最大の直径約50m、高さ約17mの壁が楕円形で建っており、水平線を眺めながら歩いていける場所となっています。

貝の浜

続いては貝の浜です。

円形フォーラムの壁が見え、階段状になっている部分は水が張られています。水が張られている部分は、ホタテ貝の貝殻が敷き詰められており、その数は実に100万枚(面積にすると約1万㎡)。それを1枚ずつ職人の手で敷き詰め、かなり手間をかけた場所です。

ちなみに敷き詰められている貝殻は、北海道の水産加工場で捨てられていたものをリサイクルしています。

野外劇場

続いては野外劇場です。

MVでは夜間にライトアップして撮影されています。

夢舞台の敷地の最北部に、地形と一体化するように作られたこの野外劇場は、芝生席を含めて3000人収容可能であり、客席からは大阪湾が眺められます。このコロナ禍で3000人収容することはしばらく無いかと思いますが、雄大な景色を眺めながら、ステージの演出を楽しめられます。

楕円フォーラム(中央広場)

続いては楕円フォーラムの中央広場部分です。

楕円フォーラムについても野外劇場と同じくイベント会場になります。壁には針の影の長さに合わせた日時計が付けられています。このコンクリートの造形美を見ると、安藤忠雄建築の特徴がよく出ています。

ご利用案内・アクセス

開園時間7:00~23:00
休園日なし
電話0799-74-1000
住所兵庫県淡路市夢舞台2
アクセス新神戸・三ノ宮駅から高速バス(淡路夢舞台前行) 淡路夢舞台前 下車すぐ

※2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトでご確認下さい。


参考元:

淡路夢舞台 公式サイト
・安藤忠雄の建築3 @TOTO出版

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