2021年6月4日にYoutubeにて公開された、米津玄師「Pale Blue」のミュージックビデオ(以下、MV)では、seaside house、BB Studio YOKOHAMA HILL、築地本願寺、HOUSE646、サンシャインステーブルスがロケ地として使われています。
複数あるロケ地の中でも、MVに出てくる建築はseaside house、BB Studio YOKOHAMA HILL、築地本願寺となり、それぞれ楽曲の世界観に合った雰囲気の建築となっています。紅白歌合戦で米津氏がLemon歌唱時に、インパクトの強いダンスを披露していた菅原小春氏と共演しており、そのパフォーマンスも見どころです。
今回は米津玄師氏の「Pale Blue」のMVに出てきた建築物を紹介します。
MV撮影に使われた建築物
まずは、米津玄師氏の「Pale Blue」のMVをご覧下さい。
MVを最後まで見ると、クレジットのThanksにロケ地が記載されています。その中でも撮影に使われた建築物を紹介していきます。
seaside house
seaside houseはHOUSE646が運営するスタジオスペースとなっており、すぐ近くに水平線が眺められる場所に建っています。
引用:HOUSE 646 ホームページ | © 2017 R-studio
MVの冒頭に出てくる出入口が、このseaside houseの出入口となります。海の家らしい白を基調とした外観となっています。
引用:HOUSE 646 ホームページ | © 2017 R-studio
MVでは、出入口の右側の車庫の木製シャッターが閉められています。車庫の中も建物の中も白壁であり、さわやかな感じになっている建築です。
住所 | 千葉県いすみ市岬町和泉2363-5 |
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アクセス | 外房線 大東駅 徒歩45分(車で10分) |
BB Studio YOKOHAMA HILL
BB Studio YOKOHAMA HILLは、2階建ての木造住宅であり、築90年を超える洋館で、スタジオとして撮影利用が出来る建物となっています。
横浜市の保存建物に指定された貴重な建物で、アンティークな家具を含めて、建築当時の姿がそのまま保存されています。
MVの最初の方で米津氏が座って歌っている場所は、エントランスから入ってすぐにあるホールの部分です。アンティークな椅子が置いてあり、MVでは椅子の上の壁に白い布がかけられています。
暖炉の前に椅子が置かれている部屋は、スタディールームという部屋になります。MVでは暖炉の両側に2つ、華やかなデザインの椅子が置かれています。
内装は、レンガ造りの暖炉が、洋風の趣ある空間を作っています。また、MVでは暖炉の上の壁が朽ちているので、古い洋館のノスタルジックな雰囲気が出ています。
菅原氏が白い布をまとって座り込んでいる部屋は、リビングとなります。アールヌーボー(植物の曲線を基調としたデザイン)を思い起こさせる家具が置かれた、お洒落な空間です。
電話 | 03-5466-0987 |
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住所 | 神奈川県横浜市中区山手町46-1 |
アクセス | 京浜東北線・根岸線 石川町(元町・中華街)駅 徒歩8分 みなとみらい線 元町・中華街駅 徒歩10分 |
築地本願寺
築地本願寺は、日本では珍しくインドの建築様式を取り入れた建物です。結婚式やパイプオルガンコンサートなど、様々な用途に使われています。築地本願寺の中でもMV撮影に使われたのは本堂の建物であり、設計は平安神宮などを手がけている伊東忠太氏となります。
MVで使われた場所は、建物の入口にあたる廣間。大本堂・外陣に入る手前の空間です。
米津氏が倒れている状態から、やがて起き上がって踊るシーンが撮影され、MVの中に何度か出てきます。奥にある印象的な形の大窓、斜めに描かれた市松模様の床、厳かなデザインの照明などが幻想的な空間を作り出し、米津氏が醸し出すオーラとよくマッチしています。
廣間にある階段には、数多くの動物の彫刻が置かれています。これらの像も築地本願寺の見どころの一つとなっており、寺院の中には全13種もの動物像が置かれています。各所の動物像を探してみるのもまた一興かと思います。動物像を設置したのは、動物好きである設計者の伊東忠太氏です。
別記事で築地本願寺のことを詳しく紹介していますので、もっと知りたい方は是非こちらもご覧下さい。
開館時間 | 6:00〜16:00 |
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電話 | 03-3541-1131(代表) |
住所 | 東京都中央区築地3-15-1 |
アクセス | 東京メトロ日比谷線 築地駅 出口1直結 東京メトロ有楽町線 新富町駅 出口4より徒歩5分 都営浅草線 東銀座駅 出口5より徒歩5分 都営大江戸線 築地市場駅 出口A1より徒歩5分 |
※2021年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトでご確認下さい。
その他のロケ地
前述の建築以外では草原や海岸のシーンとなりますが、HOUSE646、サンシャインステーブルスも撮影に使われていますので、少しだけ紹介します。
HOUSE646
HOUSE646は、アメリカのモーテルをイメージしたスタジオとなっています。モーテルとは、自動車で旅をする人を想定したセルフサービスのホテルです。
引用:HOUSE 646 ホームページ | © 2017 R-studio
自然があふれる約2,300㎡の敷地に、小屋やガレージ、トレーラーハウスなどがあり、様々なシーンが撮影出来るスタジオとなっています。
HOUSE646から徒歩2分の場所に、前述のMV冒頭で出てくるseaside houseがあります。
電話 | 080-5176-0646 |
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住所 | 千葉県いすみ市岬町和泉2363-13 |
アクセス | 外房線 大東駅 徒歩45分(車で10分) |
サンシャインステーブルス
サンシャインステーブルスは、乗馬クラブが中心の海沿いにある施設であり、海岸線を馬に乗って歩くことが出来ます。
乗馬クラブの他にも、レストランやトレーラーハウス、厩舎(馬小屋)や海岸などがあり、それぞれ撮影で利用出来る施設となっています。
電話 | 0475-76-1671 |
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住所 | 千葉県山武郡九十九里町作田5610 |
アクセス | 総武本線・東金線 成東駅から海岸線(ちばフラワーバス) ※本数が少ないためタクシー推奨 |
参考元:
・HOUSE646(ハウス646) ハウススタジオ(千葉県いすみ市岬町) Rスタジオ<R-studio>
・HOUSE 646 ホームページ
・サンシャインステーブルス|山武郡九十九里町|手ぶらで楽しめる乗馬クラブ
・BBスタジオ 横浜HILL | レンタル撮影スタジオ検索 studio DATA BASE