「妙蓮寺」は駅前にありながら静かな寺院

03.歴史的建築

東急東横線の妙蓮寺駅には駅名の通り「妙蓮寺」があり、駅から徒歩1分の位置にありながら、広い境内で緑が豊かであり、静かな寺院となっています。

もともと、妙仙寺として横浜市神奈川区神明町(JR線 東神奈川駅あたり)にあったのですが、1908年(明治41年)のJR横浜線の敷設に伴って、現在の場所に移転されました。現在の場所にはもともと池上本門寺の末寺である蓮光寺があり、両寺の住職や信徒が一緒になり一つの寺として、妙仙寺の「妙」と蓮光寺の「蓮」を合わせて「妙蓮寺」と称されました。

今回はそんな妙蓮寺にある建築を紹介します。

妙蓮寺境内の建物

妙蓮寺の山門

駅から徒歩1分の位置に、入口である朱塗りの山門が見えます。この門は、池上本門寺の山門を模して作られたものになります。

もともと駅の敷地部分も境内の一部でしたが、1926年(大正15年)の東急東横線の開通により境内を無償で提供し、妙蓮寺駅となっています。

妙蓮寺本堂の外観

山門をくぐり少し歩くとすぐに本堂が見えます。

妙蓮寺本堂の外観

本堂の正面中央がせり出し、貫禄のある姿を見せています。

妙蓮寺の屋根の鬼瓦

瓦屋根の鬼瓦には、鬼の顔が彫刻されており、まさに鬼瓦という名にふさわしい意匠です。

妙蓮寺本堂の外観
妙蓮寺本堂の外観

軒の下には、梁や斗拱(ときょう。柱上部の組物)などに樹木などの細かい彫刻が施されており、匠の技が光っています。

妙蓮寺本堂の外観

斗拱を短い間隔で設置して軒の出を深くし、屋根に反りを付けた威厳のある姿になっています。

妙蓮寺客殿の外観

本堂の隣には客殿が建っています。1969年(昭和44年)に、5年もの歳月をかけて建てられました。

妙蓮寺客殿の外観

本堂と比べると控えめな意匠ではありますが、目の前に趣のある庭を備え、のんびりとくつろげられそうな雰囲気の客殿になっています。

妙蓮寺の鐘楼と旧中門

境内の中には、鐘楼旧中門も建っています。

妙蓮寺の旧中門

旧中門は瓦葺きの立派な門ですが、木材部分に年季が入っています。

妙蓮寺の鐘楼

鐘楼は、本堂と同じく入母屋造りの立派な屋根となっており、鬼瓦が鬼の顔になっている点と、軒の出を深くしている点も本堂と共通しています。鐘楼のたてものもかなり威厳のある意匠です。

妙蓮寺斎場

こちらは妙蓮寺斎場。この建物だけは近代的な外観となっていますが、柱・屋根・外壁は目立たない色で塗られており、境内の端の方にひっそりと建っています。

駅からのアクセスが良く訪れやすい場所であり、駅近でありながら静かなので、人々に親しまれた寺院となっています。

アクセス

電話045-431-4411
住所神奈川県横浜市港北区菊名2-1-5
アクセス東急東横線 妙蓮寺駅 徒歩1分


参考元:

長光山 妙蓮寺

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