日本の三大庭園といえば後楽園、偕楽園、兼六園がありますが、その中のひとつ、金沢の観光名所となっている「兼六園」。この園内には様々な茶室が佇んでいます。
今回はそんな庭園内に建つ茶室建築についてご案内いたします。
兼六園に存在する茶室
兼六園にある茶室建築といえば、蓮池庭四亭とよばれる、夕顔亭、内橋亭、時雨亭、舟之御亭(ふなのおちん)の4つが存在します。
夕顔亭
外観は茅葺き屋根に、内装は四畳半の小間の数寄屋造りとなっています。
引用:文化財指定庭園 特別名勝 兼六園 © Ishikawa Prefecture Japan.
内橋亭
樹々を背景に、霞ヶ池の上に石脚で支えて水面に浮かべるように建てられています。

時雨亭
廃藩の後、撤去されてしまったものの、平成12年に復元されています。
そのため柱梁は割と綺麗な感じになっています。
引用:文化財指定庭園 特別名勝 兼六園 © Ishikawa Prefecture Japan.
舟之御亭(ふなのおちん)
一度消失したものの、来園者の休憩処として再建されました。
古絵図によると4本柱だったのですが、安全面から8本柱になりました。
引用:石川県 文化のポータルサイト – 石川新情報書府 – © Ishikawa Prefecture JAPAN 1997-
兼六園の茶室は数寄屋建築が主流
蓮池庭四亭を見ると、割と質素で小規模な茶座敷であり、豪華な衣装を施していない、いわゆる数寄屋建築が主流のようです。
やはり、お茶の味で勝負と言ったところでしょうか。
もしくは、素朴な空間の方が落ち着くのでしょうか。
実際に兼六園の茶室を訪れた時は、たとえ綾鷹を選ばなくとも美味しくお茶を頂けそうな、趣の溢れる空間に思いました。
ペットのお茶を高級な湯呑みに入れても味わい深い風味が出そうですw
でもどうせ頂くなら、本格的に煎じたお茶を頂きたいですけども。
アクセス
住所 | 石川県金沢市小将町1-53 |
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アクセス | 詳細は公式サイトをご覧下さい。 アクセス 金沢城と兼六園 |
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