「反町駅」は子供たちが喜びそうな建築

01.現代建築

横浜駅のひとつ隣にある東急東横線の「反町駅」は、浦島太郎をイメージした外観や、旧地上路線の面影を残したフラワー通りなど、子供たちが喜びそうな駅舎です。ちなみに読み方は「たんまち」となります。つい「そりまち」と読んでしまいそうですが。

反町駅から徒歩10分の位置にJR線・神奈川駅があるのですが、そこには東海道五十三次の神奈川宿があり、近くの反町にはかつて遊郭があったそうです。現在の街並みから考えると少し意外ですね。また、反町駅は横浜駅の隣でありながら、東急東横線の中で1日平均乗降者数が最も少ない駅であり、その面でも意外な場所です。

今回はそんな反町駅を建築目線で紹介します。

浦島太郎をイメージした外観

反町駅の入口側外観

こちらが反町駅の外観。上部には、いかにも窓であると言わんばかりのデザイン、下部には、青いモザイクタイルで波のデザインが施されています。また、一定の間隔で木造柱の線が塗られています。

単調なデザインが堅苦しさをなくしており、子供たちに受け入れられやすい楽しい気持ちになる外観、一見、駅とは思えないような建物です。

反町駅の外観
反町駅の外観

外壁には浦島太郎のお話をイメージしたモザイクタイルが張られています。朱玉は浦島太郎、緑玉は亀、黄金玉は乙姫様、橙玉は太郎の両親の魂に見立てています。

なぜ浦島太郎かというと、江戸時代、東海道五十三次の神奈川宿には浦島太郎伝説があったようです。反町は海から割と近い場所なので、海の声が聞こえてきそうです。

旧地上路線はフラワー通りへ

反町駅のフラワー通り

反町駅は1926年2月14日に開業して以来、2003年まで高架上に電車が走っていました。その後、東横線とみなとみらい線との直通運転開始に伴い、横浜駅と反町駅のホームは地下へ移動しました。地下化後もしばらく地下化以前と同じ改札口が使用されていましたが、旧地上路線の跡地に新しい駅舎が作られました。

ホーム移動後、高架はフラワー通りと呼ばれる遊歩道となっています。床はレンガによって路線を表現させており、両側は通りの名の通り、様々な花が植えられています。

換気口を家に見立て、フラワー通り沿いに並んでいて住宅街のようになっています。

反町駅のフラワー通り

各所には広いスペースがあり、休憩スペースが用意されています。

反町駅のフラワー通り

花壇には、スクラッチタイルとモザイクタイルを組み合わせた可愛らしいデザインになっています。

特徴的な内観

反町駅の内観

現在は旧地上路線の真下、地下4階を電車が走っています。地下への移動前のホームは相対式だったそうですが、地下化してから島式のホームとなっています。

ホームに降りる前のエスカレーターの周囲は、画像のような波打った青いモザイクタイルが敷き詰められた段があり、浜辺のようになっています。また、段の形に合わせて床タイルも波形にデザインされています。

反町駅の内観

一部の壁は波打った壁があり、波の凹んだ部分に休憩スペースが作られています。木質感のある空間で、壁は板張り、イスは丸形の柔らかいデザインになっています。

もし反町駅に訪れる機会がありましたら、駅舎のデザインに注目したり、フラワー通りに寄ってみても良いかもしれません。

アクセス

電話045-311-3669
住所神奈川県横浜市神奈川区上反町1-1
アクセス東急東横線 反町駅


参考元:

反町(たんまち)を散歩しました|ジモトぶらぶらマガジン サンポー
Aoba Place

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