横浜市保土ケ谷区の相鉄線星川駅から徒歩5分に位置する「光栄山法性寺」は、伝統的な寺院建築に綺麗なステンドグラスがある本堂が存在します。
法性寺は江戸時代初期の1616年(元和2年)に開山した寺院になります。それにしても、お寺にステンドグラスとは、とてもレアな組み合わせですね。
境内の面積は約1613㎡あり、本堂は中央に位置します。本堂の他にも、七面堂や鐘楼堂といった立派な建築も建っています。上画像の案内版の、A区、B区などのアルファベットで表記されている部分は墓地となり、本堂などが建っているエリアを墓地が取り囲んでいる形になります。
今回はそんな光栄山法性寺の建築を紹介します。
ステンドグラスが綺麗な本堂
光栄山法性寺の本堂は、1階部分は一般的なビルのような見た目となっており、本堂へは階段で上がる形式になっています。
階段を上ると早速、蜂の巣型の模様をベースに、動物や植物が絵画のように彩ったステンドグラスが見えてきます。
そして本堂のお参り場所には、両側にステンドグラスが飾られています。左側は緑を貴重にして植物が描かれ、右側は青を貴重にして水や魚などが描かれています。このステンドグラスは、2006年(平成18年)に開山390年を記念して制作されたもののようです。
柱梁などは、日本古来の伝統的な寺院と同じく木彫りの壮麗な装飾を施していますが、そこにステンドグラスという西洋の文化をコラボレーションさせて、他の寺院にはない独自の外観を作り出しています。
本堂以外にも立派な建築あり
光栄山法性寺の境内には、本堂意外にも立派な建築があります。こちらは入口にあたる山門。長い階段を登った先にあります。階段の両側には、たくさんのランタンらしきものが並んでいます。
山門の梁の上には龍がおり、参拝者を向かい入れます。
こちらは本堂の隣にある七面堂と呼ばれる建物(どんな建物かは分かりませんが・・・)。手前が生垣や樹木、塔などがあり趣のある外観です。
七面堂は正方形平面の方形屋根(四角すい型の屋根)に、てっぺんに聖堂の飾りが載せられて貫禄があります。
こちらは鐘楼堂(しょうろうどう)。軒が大きく張り出しており、柱の上の斗拱(屋根を支える木組み)がたくさん並んで、迫力のある建物となります。
境内には建築物の他、お坊さんをはじめ狸や蛙などの石造が佇んでおり、それらもまた見どころのひとつです。
その他の寺院とは一風変わった外観の光栄山法性寺。相鉄線の星川駅周辺に訪れる機会がありましたら、是非巡ってみては。
アクセス
電話 | 045-335-5410 |
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住所 | 神奈川県横浜市保土ケ谷区星川2-8-18 |
アクセス | 相鉄線 星川駅 徒歩5分 |
参考元: