川崎市の等々力緑地の北西部に位置し、川崎市市民ミュージアムのすぐ近くにある「等々力緑地四季園」は、詫び寂びのある池泉回遊式の日本庭園があり、水車小屋や四阿(あずまや)などの詫び寂びある建物があります。
昭和の半ば頃に私邸の庭園を買収し、それが日本庭園として残っている場所であり、平成半ば頃には一度整備されています。
今回はそんな等々力緑地四季園にある建築を紹介します。
庭園内の詫び寂びある建物
庭園自体は昭和から存在していましたが、2009年(平成21年)10月~2010年(平成22年)3月に、安全に散策が出来るよう整備が行われました。
庭園内は、水車小屋、四阿(あずまや)、庭門などの施設があります。
こちらは庭門。ここをくぐると香梅の里になり、梅の季節になると彩りある景色が広がりそうな場所です。門は、両側に竹で作られた仕切りが、味わいのある景色を作っています。
こちらは水車小屋。木造の小さな小屋で、屋根は切妻屋根のスレート葺きとなっています。
池泉回遊式の庭園といえども、現在は水が張っておらず、水車小屋はしばらく稼働してなさそうな雰囲気でした。
ちなみに飛石や石積などは、園内の整備に伴って発生した石材を再利用して、旧庭園の面影が残されています。
こちらは四阿(あずまや)。木造の詫び寂びある空間となっています。園内にある施設はどれも、自然の中に溶け込んで寂しげに佇んでいます。
通路の途中には、石材のオブジェのようなものが置かれていました。
こちらはこもれびの広場。園内でも広めのスペースとなっており、静かで落ち着きのある場所です。
四季園の出入口はとどろきアリーナ側からの他、周辺道路側からも出入り出来ます。上の画像は道路側の出入口となっており、石垣や生垣に囲まれています。
等々力緑地内は四季園の他、21世紀の森やふるさとの森など、自然豊かな庭園が多数存在します。四季園では園中に建物があるため、このサイトで紹介させていただきました。癒やしを求めている方は、様々な庭園を散策してみるのも良いでしょう。
アクセス
住所 | 神奈川県川崎市中原区等々力11 |
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アクセス | <電車> JR南武線 武蔵中原駅 徒歩15分 <バス> 武蔵小杉駅から東急バス(市民ミュージアム前行) 市民ミュージアム前 下車徒歩2分 |
参考元: