「旧岩崎邸庭園」の建築

02.近代建築
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洋館外観

旧岩崎邸庭園洋館

洋館は木造の、地下1階、地上2階建て、17世紀初頭にイギリスにて流行ったジャコビアン様式を基調としたデザインを採用しています。玄関上部が角ドームの塔屋となっており、ゴシック風のデザインで、明治時代に取り入れられた洋風の装飾を、この時点から楽しめられます。

旧岩崎邸庭園洋館

北側の玄関の他、南側のベランダの列柱も、ジャコビアン様式の装飾となっています。2層のベランダを設け、1階のパブリック空間と、2階のプライベート空間ともに庭を見渡せるようになっています。約530㎡もの広大な建築面積であり、三菱財閥の格式の高い暮らしが想像できます。

旧岩崎邸庭園洋館

1階にトスカナ式の列柱、2階にイオニア式の列柱が立っています。

旧岩崎邸庭園洋館

こちらの柱頭の装飾がシンプルなものが、1階のトスカナ式。

旧岩崎邸庭園洋館

こちらの柱頭に渦巻きの装飾があるものが、2階のイオニア式になります。

同じ面に2種類の異なる形式の柱を設けて、ファサードの雰囲気に絶妙な変化をもたらしています。

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