オリガミ・アーキテクチャー 一枚の紙から世界の近現代建築を折る

06.建築模型

ギャラリーAクワッド(竹中工務店東京本店)にて、2021年4月9日~6月3日に開催されていた「オリガミ・アーキテクチャー 一枚の紙から世界の近現代建築を折る」では、一枚の紙から数々の名建築を作り出した作品が展示されていました。

建築家・茶谷正洋(ちゃたにまさひろ)氏が1981年に始めた折り紙建築であり、展示会には約80点もの作品が展示されました。そして作品展示だけでなく、折り紙建築が出来るまでの製作過程なども紹介されていました。

今回はそんなオリガミ・アーキテクチャーの展示会を紹介します。

様々な技法が使われた折り紙建築

折り紙建築が出来るまで、使われていた道具や、製作過程を示す設計図などが展示がされていました。

この建築物を作り出すには、どのように紙を切って折っていくか、といった考慮を重ねた過程が分かります。

国立代々木競技場では、最初に階段状の構造物を作り、そこから各折り目の距離やサイズなどを考慮して、最終的に全体を仕上げています。

紙の折り方には様々な技法があり、開き方は90度にするのか180度にするのか、見せ方は横置きにするのか縦置きにするのか、といった事を建物ごとに考慮し、折りたためる折り紙建築が作られています。

展示室内には約80点もの作品が展示され、どの作品も、本当に折りたためるのかな?と思うような高度で繊細な技術が光っています。

次は、様々な折り紙技術が使われた作品を一部紹介します。

展示された折り紙建築を紹介

シドニー・オペラハウス

折り紙建築設計:木原隆明
建築年:1973
場所:オーストラリア、シドニー
設計:ヨーン・ウツソン

新国立競技場

折り紙建築設計:五十嵐暁浩
建築年:2019
場所:日本、東京
設計:隈研吾

国立代々木競技場

折り紙建築設計:五十嵐暁浩
建築年:1964
場所:日本、東京
設計:丹下健三

ソニービル

折り紙建築設計:茶谷正洋
建築年:1966
場所:日本、東京
設計:芦原義信

サヴォア邸

折り紙建築設計:茶谷亜矢
建築年:1931
場所:フランス、ポワシー
設計:ル・コルビュジエ

ファンズワース邸

折り紙建築設計:五十嵐暁浩
建築年:1951
場所:アメリカ、プレイノ
設計:ミース・ファン・デル・ローエ

落水荘

折り紙建築設計:茶谷正洋
建築年:1935
場所:アメリカ、ミル・ラン
設計:フランク・ロイド・ライト

軽井沢の山荘

折り紙建築設計:有座まさよ
建築年:1962
場所:日本、長野
設計:吉村順三

グッゲンハイム美術館

折り紙建築設計:茶谷正洋
建築年:1959
場所:アメリカ、ニューヨーク
設計:フランク・ロイド・ライト

自由学園明日館

折り紙建築設計:茶谷正洋
建築年:1921
場所:日本、東京
設計:フランク・ロイド・ライト

国立西洋美術館

折り紙建築設計:五十嵐暁浩(画像1枚目)、茶谷亜矢(画像2枚目)
建築年:1959
場所:日本、東京
設計:ル・コルビュジエ

広島平和記念資料館

折り紙建築設計:五十嵐暁浩
建築年:1955
場所:日本、広島
設計:丹下健三

スカイハウス

折り紙建築設計:五十嵐暁浩
建築年:1958
場所:日本、東京
設計:菊竹清訓

東京文化会館

折り紙建築設計:五十嵐暁浩
建築年:1961
場所:日本、東京
設計:前川國男

神戸ポートタワー

折り紙建築設計:五十嵐暁浩
建築年:1963
場所:日本、兵庫
設計:伊藤鑛一(いとう こういち)、仲威雄(なか たけお)

塔の家

折り紙建築設計:五十嵐暁浩
建築年:1966
場所:日本、東京
設計:東孝光

都城市民会館

折り紙建築設計:有座まさよ
建築年:1966
場所:日本、宮崎
設計:菊竹清訓

ヒルサイドテラス

折り紙建築設計:五十嵐暁浩
建築年:1969
場所:日本、東京
設計:槇文彦

中銀カプセルタワービル

折り紙建築設計:五十嵐暁浩
建築年:1972
場所:日本、東京
設計:黒川紀章

ヤマトインターナショナル

折り紙建築設計:五十嵐暁浩
建築年:1987
場所:日本、東京
設計:原広司、アトリエファイ建築研究所

茶谷氏は現在亡くなられているものの、建築の専門家だけでなく、一般の方にも建築に興味を持っていただくキッカケになればという意思が引き継がれ、折り紙建築は現在も生み出されています。


参考元:

展覧会|オリガミ・アーキテクチャー|一枚の紙から世界の近現代建築を折る|まち座|今日の建築・都市・まちづくり
オリガミ・アーキテクチャー | Gallery A4 (a-quad.jp)

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